2020-08-25 血圧の話2(収縮期血圧・拡張期血圧) 心臓が収縮した際に駆出された血液は大動脈の弾性で圧力を緩衝し ます。 これをふいご効果(Windkessel effect)といいます。 そして心臓が拡張した時の圧力となります。 左心室の心筋厚く収縮すると血流が阻害されます。 よって拡張期血圧が冠動脈還流量を規定します。 大動脈圧が60~130mmHgであれば冠循環は一定に自動調節 されます。 明確な基準はないですが胸部不快と拡張期血圧の低下があった場合には心筋虚血を疑ってみてもよいかもしれません。