平均血圧とは拡張期血圧+脈圧の1/3で計算できます。
心臓以外の臓器還流の決定子です。
敗血症(血液分布異常性ショック)のガイドラインでは平均血圧65mmHg以上を推奨しています。
脳還流圧(=平均血圧)60~150mmHgの間で脳血流は一定になるという自動能があります 。
ボウマン嚢内圧15mmHg、膠質浸透圧25mmHg、 動脈圧15mmHgで計55mmHg。
55mmHg以上の血圧を維持できないとろ過されません。
低血圧による臓器還流障害を疑うならば平均血圧を計算し意識や尿量と合わせて観察するとよいと思います。