bpnursingの日記

このブログは個人の勉強用です。医師等の監修を受けたものではありません。  間違えなどありましたらお知らせ頂けたらと思います。。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

血圧の話11(末梢血管抵抗)

太い血管ほど血圧は高く、脈圧も大きくなります。 大動脈、動脈、そして細動脈の順で細くなっていきます。 細動脈は血流に対して最も抵抗の大きい血管です。 例えば交感神経の興奮によりノルアドレナリンが分泌され血管平滑 筋に作用し収縮させます。

血圧の話10(脈圧・平均血圧)

血圧がどのように変動するかをイメージします。 大動脈まで伸展性を失った場合。 収縮期血圧→上昇。 拡張期血圧→下降。 この場合は脈圧は増大し平均血圧も上昇します。 収縮期血圧が上昇すると血液を大動脈緩衝できなくなるので後負荷 が増します。 拡張期血…

血圧の話9(脈圧・平均血圧)

血圧がどのように変動するかをイメージします。 末梢血管抵抗が上昇した場合。 収縮期血圧→上昇。 拡張期血圧→上昇。 平行なまま上昇したので脈圧はかわりません。 しかし全体的に上昇したため平均血圧は上昇します。

血圧の話8(平均血圧)

平均血圧とは拡張期血圧+脈圧の1/3で計算できます。 心臓以外の臓器還流の決定子です。 敗血症(血液分布異常性ショック)のガイドラインでは平均血圧65mmHg以上を推奨しています。 脳還流圧(=平均血圧)60~150mmHgの間で脳血流は一定になるという自動能…

血圧の話7(老化)

加齢に伴い拡張期血圧が上がってきたという経験があるのではない でしょうか? おそらくその考えは正しいと思います。 主な違いは弾性板層の数の違いです。 末梢にいくにしたがって緩衝能力が弱くなり脈圧も大きくなります 。 拡張期血圧が上がってきた時期…

血圧の話6(老化)

老化により血管壁が固くなるとどのように血圧は変化するのでしょ う。 固くなった血管は伸展しにくくなります。 その結果大動脈でもふいご効果が弱くなります。 緩衝されないため収縮期血圧は上がります。 大動脈が伸展しなかったため血管壁は戻ろうとする力…